おはようございます。
秋の夜長、録画したテレビドラマを観て連日睡眠不足気味の志久場くるみ(@shikubakurumi)です。
面白いんだもの、しょうがない!
本当に面白いドラマは深夜に放送されているものが多い?
この秋ハマっているいくつかのドラマの中で3本の指に入るかなと思われるドラマのお話です。
以前にもここで紹介させていただいた、「結婚相手は抽選で」。土曜日の深夜、フジテレビ系列で放送しています。
このドラマ放送枠はオトナの土ドラという名前がついていて、以前にも「サクラの親子丼」のような名作が放送されています。
今年はこのシリーズのうち、以前の記事でご紹介した「限界団地」も夢中になって観たものでした。

…そしてまた見つけてしまいました。
結婚相手は抽選での主な登場人物と役者さん
主な登場人物は4人。
野村周平扮する龍彦。
高梨臨扮する奈々。
大谷亮平扮する嵐望。
佐津川愛美扮する好美。
見始めの頃は、何が何やらわかりませんでした。しかし回を重ねるにつれ、彼らの抱える問題が見えてきました。
内閣府から出された新しい法律
少子化対策として、抽選見合結婚法が施行された。
25歳から39歳までの子どものいない独身男女は例外なく、この法律の対象者となり、自治体が主催するお見合いに参加しなければならない。
お見合いして3回以上断わった場合、テロリスト対策活動後方支援隊に入ることになる。または、僻地で何年か働く。
あくまでも「結婚相手は抽選で」のドラマ内の法律ですよ?
現実だったら、とてもじゃないけれどありえないですよね。本当に無茶苦茶な法律です!
初めはもう観るのをやめようかと思いました。
こんな荒唐無稽なドラマは現実味がなくてつまらないと思ったのです。
でも、龍彦が潔癖症に悩んでいること、ブログをやっていること、この2点に興味を覚えたのでした。そして深夜だからこそ、その現実味のない悪法の恐ろしさがジワ〜ッと伝わってくるのです。
回を重ねるにつれ明らかになっていく登場人物たちが抱える事情
奈々は美人だけれど、家庭的でない女性。
そういうふうになった原因は、母親を早くに亡くし、祖母の手で甘やかされて育ったかららしいです。
かつては嵐望と付き合っていましたが、嵐望から母性を感じられないからと、結婚を断られました。
もう1人のヒロイン、好美。
好美は看護師をしていて、可愛くて気立てもいい女性ですが、母親から支配されていて、心優しい故に母親を振りきれないでいます。
好美を理想の結婚相手と見る嵐望は、申し分ない家柄と仕事、名声に恵まれながら、母親の愛情を受けられなかったために、未だに引きずっています。
そして私の応援する龍彦。
龍彦はどこにいても変な人と蔑まれていますが、本当はものすごく頭脳明晰なのではないかと思います。
それを証拠に龍彦は、友人からLGBTのカミングアウトを受けると、LGBTの彼らのために精力的に調査し、1冊の意見書を作成します。しかも会社の業務もテキパキとこなしながら。
彼はLGBTのために法律を変えようと国に挑むのです。
LGBTとはセクシャルマイノリティーの総称。
レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの綴りの頭文字をとっています。
少しずつ変わっていく龍彦を見るのは楽しいです!
彼が潔癖症も治り、本来の活発な性格に戻ることを願いながら観ています。
強制的にお見合いをさせられても、皆が結婚できるわけではありません。中には、様々な事情がある人もいるのです。
結婚できない理由も、結婚したくない理由も、人それぞれなのです。
「結婚相手は抽選で」、深夜放送なんてもったいない!
初めはなんて奇想天外なドラマかと思いました。
途中からなんて面白いドラマなんだと気づき、周囲の人に「結婚相手は抽選で」が面白いと話しても、皆くだらないと取り合ってもらえませんでした。
でも、今ならハッキリ言えます。
このドラマは色々な問題を提起しています。
結婚相手を選ぶ自由、結婚しない自由、 さらには、結婚相手の性別も選ぶ自由……。
いつも控えめでオドオドした龍彦が、これから悪法に挑んでいくのを見るのが楽しみです。
「結婚相手は抽選で」は下らなくもない、奇妙でもない、それどころか本当によく考えられたドラマです。
きっと最後には、活き活きとした龍彦が初めての恋を実らせることでしょう。…そうなってほしい。
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