今日は私が今までに手放して後悔したものをご紹介します。
ひとつめは、グリコのおまけ
今から遡ること半世紀と5年。
幼稚園児だった私は姉と一緒にグリコのキャラメルのおまけを集めていました。
当時、子どもは大して玩具も楽しみもなかったので、私達子どもの楽しみは、キャラメルのおまけやマーブルチョコに付いてくるキラキラ動くシールを集めるのがもっぱらの楽しみだったのです。
そのうち、年齢の離れた姉は中学生となり、グリコのおまけは全て私が譲り受けました。クッキーの空き缶に入ったグリコのおまけは、本当によくぞ集めたと思うくらいたくさんでした。
まだまだ物事がわかっていなかった、幼き日の私
近所に、私とよく遊んでくれる小学生のお姉さんが二人いました。
どちらも4,5年生くらいだったでしょうか。
二人のお姉さん達は、私のグリコのおまけを欲しがりました。
二人が代わる代わる私に交渉してきました。
そしてある日、なぜか私は片方のお姉さんにおまけを缶ごとあげてしまったのです。貰った方のお姉さんは大喜びで持ち帰り、貰えなかった方のお姉さんは、貰えたお姉さんの後ろ姿に向かって悔しがっているのをぼんやり見ていた記憶があります。
後で姉から私は怒られました。
それはそうでしょう。
グリコのおまけは、全部私に譲ったとはいえ、姉にとっても大事なものだったでしょう。
20年以上前のデブ猫ちゃん
我が家には大きな猫のぬいぐるみがありました。
虎猫で、どても大きく、ふわふわしてとても抱き心地がよくて、私も、子ども達も大好きでした。
私達は、デブ猫ちゃんと呼んで可愛がっていました。
以前、娘がお祖父ちゃんに買ってもらった縫いぐるみでした。
でも、我が家に長逗留していた夫の妹の子どもが気に入り、持って帰りたいと言い出したのです。
散々ためらった挙げ句、ついに私は猫ちゃんを譲ることに……。
泣く泣く私は諦めました。
「ネットで探せばあるかもしれない」と期待しましたが、とうとう見つからず。本当に無念でした。
長逗留されて大変だったお話は、今だから言える、あの時は本当にお金が無かった!に書いています。もしまだ読んでいないようでしたら、ぜひこちらも併せて読んでいただけると幸いです。
忘年会で当たった焼肉屋のカード
5000円分の焼肉カードを手放したからこそ、大事なものが見つかったのかもしれませんというブログを去年書きました。
あの時は私なりに心の整理をつけて、済んだことと割り切りました。
しかし、先日彼女が他の人にこう言うのを聞いてしまったのです!
「私が忘年会で当たったのは、お蕎麦とかハンカチとかのどうでもいいセットだけでした」
私は彼女に失望すると同時に、腹立たしく思いました。
私の好意は何だったのでしょう。
私は彼女に自分の焼肉屋のカードを譲ったおかけで、何も貰えなかったというのに……。

後悔する羽目になった究極の原因は、結局自分にある
最初のグリコのおまけは、私が幼かったということもあり、仕方がないが、デブ猫ちゃんと焼肉屋カードについては、完全に自分が悪いのです。
だって、嫌なら嫌と言えばいいのに言わなかったのですから。
本当に大事なものならば、たとえ他人から嫌われても守るべし!
これが、私の学んだ教訓です。
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