少し前にこんなことを書きましたが、実は一度だけ、顔のイボで治療を受けられたことがありました。
これ以降は空振りなので、あまり役には立たないかもしれませんが書いておこうと思います。
今から6,7年前のこと。
私が通院していた病院が無くなるというので、最後に外科を受診しました。
その時ダメ元で、「皮膚科も受診したい」と申し出たのです。
すると意外にもすんなりと受け付けてもらえたのでした!
予想に反して古典的な技法にびっくり
診察室に入ってみると、私を待っていたのは、まだ若そうな女性の医師。
症状を詳しく説明すると、
「今できているイボのうち、一番大きいのをひとつだけ取りましょう」
と言われました。
処置台に寝転びます。
彼女は、「ちょっと痛いですよ」と前置きすると、私の顔イボに何かをあてがい、上からぎゅうぎゅう押してきました。
私はてっきり、レーザーを用いるとか、せめて切開するとかの方法かと思っていました。
でも先生は、イボの先に小さい穴を開け、金属製の小さい輪っかのようなものが付いた道具をイボに押し付けて膿を出すのです!
スマートなその先生は、ウンウン言いながら私のイボの膿を出しました。
やっと治療?は終了です。
少し血が出ていたのでバンドエイドを貼ってもらい、私は帰りました。
「ひとつは取ったけど、またできますよ」
先生にはそう言われました。
またあの皮膚科医にお世話になりたい!
それから月日は経ち、私の目の回りにはイボらしきものが何個も……。強い痒みも相変わらずあります。
あの時の女性医師は今頃どこの病院にいるのだろうとよく思います。
私のイボを一目見て、「レーザーじゃないと無理だ」とか、「美容皮膚科に行ってください」などと言って治療も診察もしてくれなかった皮膚科医もいました。
「目の近くだから無理だ」と言ってしり込みした皮膚科医もいました。
でも、あの若い女性の医師はそんなことは言わずに、私のイボと格闘してくれました。
今とても懐かしく思い出します。
大した病状とは言えなくても、患者の私が困っているのは確かなのです。
医学が進歩した日本で、未だに思うように治療がしてもらえないなんて……。
命に別状があるわけでなし、またひたすら我慢するといたしましょう。
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