還暦を迎えてなお働き続けていますが、時々考えることがあります。
自分がまだ40代の頃は、歳をとっても仕事を続けている女性たちを見て、特に何も考えませんでした。
良く働く人なんだなあ…くらいしか。
でも今実際に自分がその立場になると、本当はこの年齢の働く女性って孤独なんじゃないか?と思うようになりました。
孤独というのは、シングル・家族持ちということではなく、会社の中で、ということです。
会社の中での還暦パートタイマーの微妙な立ち位置
定年後に継続雇用で働いていると、働かせてもらっているという意識にどうしてもなり、言いたいことも言えなくなる気がします。
同僚は自分より若い人が殆どで、敬意を払われないわけではないけれど、遠慮されているみたいで、親しげに交わってくれる人も少なくなるような‥‥‥
しかも、業務は今までと同じ業務を担当しているとはいえ、要求されることは多いのに、正しく評価されることがなくなるような……
新しく入ってきた若い人は経験は浅くても少し達成できれば大いに評価されます。
でも長くいる私たちは何でもできて当たり前と見られ、逆にできなかった時は、評価が下がります。
会社側の都合だってわかる…でもここでは言わせて欲しい
でも、私は言いたい。
60を過ぎて働くのって本当は結構しんどいのです。
それを、頑張って頑張って苦手なパソコンなんかを操作して仕事をしているのに、会社は効率性と結果しか見ていません。
誰が会社のために本当に頑張っているのか、考える人はいません。
そう考えるととても空しくなってしまうのですが、そんなことはとても言えません。
嫌なら辞めれば?と言われるでしょうから。
会社だって若い人を採用して仕事を覚えさせたいでしょう……
それはわかっているのですが、還暦パートタイマーの私たちにしてみれば、まだ年金は満額支給されるわけではなく、支給されたとしてもまだ微々たるものなのです。
だから、孤独と不満を抱えながら、今日も耐えて働くしかないのです。
自分が還暦後に働いているとは予想もしませんでしたが、こんなに孤独で辛いものだとは思いませんでした。
その年齢になってみないときっと誰もわからないのだろうなと思うのです。
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