飲み会で感じたデジャビュ

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くるみの失敗談
kameo0501 / Pixabay



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昼行灯と自認する私のデジャビュ

 

職場の飲み会がありました。

参加人数は30人とちょっと。

 

 

 

会場に到着して先ずは一杯ということで、飲物の注文をします。

ビールの飲めない私は梅酒を注文。

 

それぞれの手元に飲物が運ばれて来るのに、なぜか私のところには何も来ません。

 

そのうち、乾杯ということになり、私は焦りました。

 

 

今ここで皆の乾杯の手を止めさせてしまっていいんだろうか……いっそのこと梅酒を持っているふりをしようか……

 

短い間に私としては珍しく目まぐるしく考えました。

 

でもやはりごまかしきれない、なんとかと、咄嗟に「飲物が来てません」と呟いたのてす。

 

すぐに私の梅酒が注文され、手元に来ました。

どうやら私の注文した梅酒は、来たことは来たのですが、他の人のところに行ったようてす。

 

幹事の人に謝られながら私は、自分の性格を呪いました!

 

あれ、この感覚どこかで…?

 

自分を主張できない、この性格が悪い!

なんて情けないんだろう!

 

宴会の波にも乗れない、いつも忘れられた存在……

 

始まった飲み会の賑やかさの中で、私は、前にも同じような想いをしたことを思い出していました。

 

 

私の機転の利かなさは、幼稚園児の頃から変わっていない

 

その頃オルガン教室の生徒だった私は、発表会に出ていました。

グループ毎に舞台に設置されたオルガンで演奏するのです。

他にも仲間の子どもが5,6人いました。

 

舞台でお辞儀をして、それぞれオルガンの前に……

 

さあ演奏です!

 

 

……のはずなのに、私のオルガンは音を出してくれないのです。

 

どうしよう、どうしよう!

 

焦っているうちに曲は終了し、またお辞儀をして退場…。

 

 

後で、幼い私は、泣きながら母に訴えました。

きっと単純にオルガンの電源が入っていなかったか、コードが外れていたのでしょう。

 

 

ショックで、残念で、とっても悔しい……

 

確か、6才の私はそう感じたのです!

 

 

 

それと似たような状況が半世紀以上も過ぎてまた私の身に起こるなんて……

 

 

おそらく自業自得なのでしょう。

わかってはいるのです。6才でも機転のきく子どもなら、なんとか切り抜けたのかもしれません。

 

今だって気後れせずに、「まだ来てないですよ~」と言えば良かったのに。言えなかった自分の性格が悪いのです。

 

 

飲み会の時のことを友人に報告

 

後日、飲み会での出来事を友人に話してみました。

すると。

 

 

友人「どうせなら、その大きな手でいかにも梅酒のグラスを持ってるように見せかければ良かったのに♪」

 

 

おいおい、それじゃ、全然慰めになってないんじゃない!?

私の性格故の情けないお話でした。

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