↑エアコン取付不可事件、詳しくはこちらの2記事をご覧ください。
とにかく取り付けられないのはわかったけれど、まだスッキリしない!
いつでもどこでも簡単に取り付けられると思っていたエアコン。
私だけじゃない。誰だってそう思っているに違いありません。
でもこれは現実。冷静になって今回のエアコン取付不可事件を見直してみようと思います。
工事に来た人の呆然とした表情といったら!
工事の人は、まず外から部屋の壁を見ただけで、「?」と思ったのだそう。
まず、配管の穴があるにはあるのだけれど、位置が妙に高い。
配管を穴から通し、外の室外機と接続しないといけないのに、ホースが滅茶苦茶長くなる。
そもそも、玄関脇で室外機を置ける場所がない……。
家の外から少し見回しただけで、3点もエアコン取付けのハードルを見つけてしまうとは…さすがプロですね。
工事の人の雲行き怪しげな表情に不安を抱きながらも、室内へと通したのでした。
工事の人は入室してからも、新たな発見をしてしまった
工事の人は容赦なく問題点を見つけていきます。
なんと…絶対あると思っていた部屋のコンセントは、エアコン専用ではなかったのです!
うちにあったのは、通常のコンセントだけ。
しかも、室内の壁の配管の穴は、やはり上過ぎて、エアコンを取り付けたとしても冷却水を外に出すことができない……。
電源は確保できないわ、冷却水の流れも確保できないわ、最悪の状況でした。
エアコン専用コンセントでないとダメな理由
納得できない私は「通常のコンセントじゃダメなのか?通常のコンセントならエアコン設置場所の近くに空いているものがある。」と詰め寄りました。
しかし、それじゃダメだと言うんです。
工事の人の説明によると、エアコン業界でエアコンを取り付ける時のルールが変わったのだそう。
なので、ルールが変わる以前にエアコンを取り付けた家は、エアコン専用のコンセントでない場合もあるようです…。
実際、我が家の別室のエアコンは、ルールが変わる以前につけたものでした。(当時は知りませんでした)
エアコンは電気をたくさん食うものなので、専用のコンセントでないと火事になることもあるのだとか。
だから安全のために2012年、ルールが制定されたようです。
ちなみに、コンセントの延長・ケーブル継ぎ足しなども安全のために禁止されました。
ということは、ルール改正前にエアコンを取り付けられた家庭はラッキーかもしれませんが、同時に火事の危険性をはらんでいることになります。
実際、過去にエアコン専用コンセントから起きた火災で人が亡くなっています。
ここ数年以内に新しくエアコンを設置したお宅は一度、エアコン専用コンセントを使っているのか確認してみた方がいいかもしれませんよ!
四面楚歌状態、泣く泣く諦めることに
そして、新しくエアコンを取り付ける際は、配電盤のところからコードを引っ張ってこないといけません。
我が家の場合、配電盤からエアコンを取り付けたかった部屋までが結構離れているので、簡単にはできませんでした。
配管の穴の問題にしても、壁に穴を開けることなんて不可能。
分譲マンションとはいえ、外壁は共有部分です。
どうしても穴を開けたいならば、管理組合に申請をして許可をもらわないといけません。
でも、おそらくは無理。
管理組合ともめたくはないし……。
工事の人は説明をすると、申し訳なさそうな様子で引き揚げていったのでした。
その後私は、エアコンを契約したネット店舗に連絡。
お店の人の説明では、「タイミング的にもしかしたらクレジット引き落としキャンセルが間に合わずに来月引き落とされるかもしれない」とのことでした。
返品できるなら、一度引き落とされてしまったって全く問題ありません。
エアコン買うなら最低限の知識を蓄えてから
専用のコンセントがないことを知らず、配管のことも知らずに安易にエアコンを注文してしまった私。
なんて無知だったことか!
後日ネットで調べてみると、ビックカメラのサイトにとっても詳しく、そしてわかりやすく解説されていました。
エアコン室内機・室外機それぞれの設置条件、ブレーカーの空き確認は必見です!
ビックカメラで買うにしろ、買わないにしろ、エアコン設置を考えている方は一度チェックすることをおすすめします。
やっと快適な眠りにつけると思った期待が打ち砕かれたショックといったら…。
お店の人には悪いけど、この時私の心の中では、無念さが一番大きかったようです。
どうか、私と同じような面倒くさく残念な結果になる人が出ませんようにとの思いで、改めてまとめてみました。
お役に立てれば幸いです。
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