年金請求は、必要書類が多いので早めに準備するのが得策です
還暦を迎えた私は年金請求のために色々な書類を準備しなければなりませんでした。
住民票、前年の源泉徴収票、雇用保険被保険者証の写し、そして、遠く離れて暮らす夫の年金支給額証明書と住民票、戸籍謄本、生計同一関係に関する申立書など、いっぱいあって頭が痛くなりそう!
私にとっては学校共済が一番のネックでした
中でも厄介だったのが、私が結婚前に2年ほど加入していた、公立学校共済の年金加入期間を証明する書類。
私が教員を辞めたのは36年も前なので、もうその頃のことはすっかり忘れてしまっていましたし、辞めた時に何らかの加入&喪失証明書はもらっていたはずなのですが、失くしてしまったのです。
24歳の私からしたら、自分が年金をもらうような歳になるなんて、まだまだ遠い将来のことだったのです。
でもとうとう60歳となり、年金を請求する時がくると、たいした額ではないとわかってはいてもやはりもらわねばと思い、勇気を出して昔加入していた学校共済組合に手紙を書きました。
まず、自分が勤務していた期間、当時の氏名を書き、お忙しい時にお手を煩わすことのお詫びを書き、返信用の封筒に速達料金の切手を貼って同封しました。
本当に恥を忍んですがる気持ちでした。
すると、思ったより早く送られてきたのです。
私が依頼の手紙を投函してから3、4日後でした。
あまりの速さに私は驚くと同時に感激しました。
いくら仕事とはいえ、他の業務もあって忙しいでしょうに、何十年も前のわずかな期間の加入者のために加入履歴を調べて証明書を送ってくれたのですから。
私が学校共済組合によくしてもらえたように、私も会社の人にしてあげられているだろうか?
実は私も今会社の人事部で、各種の証明書を担当しています。
退職証明書や年金加入証明書、給与支払額証明書など、従業員からしょっちゅう申請がきます。
いつもできるだけ最優先でやってあげようと心がけています。が、時々、あまり短い猶予しかない時、(つまり、申請が遅かったのに大至急やってくれというような)実は私は愚痴をこぼしていました。
でも、今回の自分がもらった証明書のおかげで、申請をする人の気持ちがよくわかりました。
申請をする人にはそれぞれの事情があるのです。
今までは、ついつい、忙しいのに・・・・・などと思っていましたが、今回のことで感謝をすると同時にこのことを忘れずに、もっと従業員の方たちのために力を尽くそうと強く思ったのでした。
学校共済組合の担当のかた、本当にありがとうございました!
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