お世辞は言えないけど、誉められたい!
還暦を迎えてつくづく思うのですが、この年齢になると誰からも誉められることがありません。
それは当然のことなのでしょう。わかってはいるのです。
でも、何歳になっても成長し続けるためには、良くできた時にはやはり誉めていただきたい!
だから私は、最近逆に他人を称賛するようになりました。
でも決してお世辞を言うわけではありません。
元々私はお世辞の言えない性分なのです。
嘘も方便、と申しますが、そうわかっていても意に反する言葉は口から出したくても出ないのです。
お世辞は、言ってるそばから嫌~な気持ちになりそう……。
くるみ、頑張ってお世辞を言うのよ!
例えば、これは卑近な例ですが、私の夫は皆が認めるブサイクおじさんなのです。
昔、夫の母が私に、「○○(夫の名前)は自分に似てブサイクだから……」と言ったのです。
普通の人なら、或いはよくできたお嫁さんなら即座に打ち消すのでしょう。
ところが私はそれができませんでした。
返事に困って下を向いてしまったのです。
きっと姑としては、私に否定してほしかったのでしょう。
今思えばなんと優しくない嫁だったことか、と思います。
そのことから、その時の状況に応じて必要な嘘もあったのだと学んだのです。
あまりに正直すぎるのも考えものですね。
誉めるのが苦手な私がとった行動
なので最近は私は自分の中での称賛基準を低めにして、本気で誉めるようにしています。
特に、伸びしろのいっぱいある若い人には称賛を惜しみません。
でも、決して甘やかしているわけでもありません。
人間は誰しも誉められてこそ伸びるものだと思うから、誉めるのです。
私のようなしもじもの人間が人様を誉めるなどおこがましいのですが、決して上から目線ではなく、自分の正直な感想として賛辞を贈らせていただいているのです。
それが年輩者としての務めでもあるのかな、とも思うのです。
これから私はいい意味での「誉め上手」になれたらいいな、と思っているところです。
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