
先日私が書いた、お土産を全部姑にあげてきた話。
これについて、友人と話していた時のことです。
友人曰く、「お義母さんが全部自分へのお土産だと勘違いしたのは、あなたがお土産を見せびらかしたからじゃないの?」と。
私としては、決して見せびらかしたわけではありませんでした。
「こんなのを買ったんですよ~」と単に見せただけのつもりだったのです。
東京からのお土産は充分用意して、姑に渡してありましたし。
なのに、お土産をもらった直後にちょっと見せられたぐらいで、それらも自分へのお土産だと思う?
もやっとしたついでに思い出したのが、別の状況の話です。
私のためにあつらえたような指輪


義妹家族が毎年我が家に長逗留していた話は前に書きました。その時のこと。
義妹が私に、「義姉さん、ちょっとこの指輪はめてみてください」と言うではないですか。
何の石の指輪かは忘れましたが、半貴石らしい石がオーバルカットになって指輪の中央に縦に載っかっていました。
はめてみてと言われたのではめてみると、私の指にぴったり!
指の太い私には珍しいことです。
まるで、私のために誂えたみたいな指輪でした。
しかし、義妹は言いました。
「これ、私の母に買って来たんです。」
な~んだ、そうだったのか。
ちょっぴり期待もしたけれど、すぐに私は、「こんな高価そうなものが私へのお土産であるはずがない」と思い直しました。
義妹一家は、東南アジアに住んでいたので、そういうものが安く手にはいるそうです。
私は一瞬でも期待を抱いたことを恥じました。
私の娘にぴったりサイズのパーカー
義妹は、もうひとつお土産を私に見せました。
ポップなプリントのフード付きパーカーで、子ども用でした。
とても可愛いパーカーだったので、私は可愛い!とほめました。
その後に義妹から出た言葉は、「これ、明日お邪魔する恩師のお嬢さんへのお土産なんです。お嬢さんは小学3年生なんです」でした。
当時、私の娘も小学3年生。
東南アジアでは、デバートで買うと高いから、お土産は自分で生地を買って、安い料金で縫ってくれるお店に持ち込むのだそう。
安かった安かったと自慢するなら、私ならもう1枚縫ってもらうけどな…。
指輪にしても、パーカーにしても、私にはとても素敵なお土産に見えました。
私だって、こんなパーカーを娘に着せたいな、とも思いました。
でもぬか喜びは嫌なので、期待しません。
世の中、言ったもんがち!?
友人に言われました。
「あなたも、こんなに貰っちゃっていいの?って言っちゃえば良かったのに……」
でも残念ながら、私はそこまで図太い神経を持ち合わせてはいません。
結局私はそういう損な人間なのでしょう。

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