昔は結構あったんじゃないかな?というような、くるみ(@shikubakurumi)の子ども時代の思い出話。
ちょっと書くのが恥ずかしいのですが、皆さんはパンツのゴムが切れて困った経験はありませんか?
昔(半世紀くらい前)のパンツは、ウエストに白いゴムが入っていました。ここでいうパンツとは、スラックスとかではなく、下着のパンツですよ〜。
パンツのゴムというのは、穿いているうちに延びてしまったり、古くなって細くなった部分が切れてしまったり、或いは、付け替えてキチンと結んでなかったために抜けてしまったり……。
今考えると、結構厄介なものでした。
10歳の子供が一生懸命考えた、パンツがずり落ちないための工夫
私は小学校の6年間に2度、パンツがゆるゆるで苦労した経験があります。
1度目は、3〜4年の時。
今なら子どもたちはパンツの上に紺色のブルマーを穿いているので、パンツのゴムが切れたって、どうってことはないかもしれません。
でも、半世紀前の子どもというのは、パンツの上に穿くのは冬の時期の毛糸のパンツだけ。
なので、穿いているパンツのゴムが使い物にならなくなると、パンツがずり落ちるという悲惨な事態になります。
子ども心にも、さすがに恥ずかしいことだとわかっています。パンツが落っこちてしまったら、級友にはやしたてられるでしょう。
そこで担任の先生にでも相談すればいいのでしょうが、私はそんなに機転が利く子どもではありませんでした。
仲のいい友達に安全ピンか何かを借りて、無理矢理ウエスト部分を絞って止めた記憶があります。
家に帰って泣きながら母親に訴えた
当時の私は、パンツの責任は母親にあると信じて疑いませんでした!
そこで家に帰って、半分怒って半分べそをかきながら、私は母親に文句を言ったのです。
…が、笑っていなされてしまいました。
大人から見ればどうってことなく、おかしいだけかもしれない。子どもにとっては、重大な問題なのに!
2度目は、6年生の運動会の時
2度目にずり落ち事件が起きたのは、12歳のときです。
この時に切れたのは、パンツではなく、ブルマーのウエスト脇のホック。
小学校最後の運動会で、出番もそれなりにあり、進行係という仕事もありました。ですから、どこか保健室とかでホックを付け直してもらうような時間はありません。
そんなことをしようものなら、
「出番なのに居なくなった!?」
と皆が大騒ぎするかもしれません。
そこで、12歳が必死に考えたブルマーずり落ち対策
本当に短絡的な方法でした。
これが運動会でなく、普通の登校の日であればまだ大丈夫だったかもしれません。
しかし今日は1年のうちで1番よく動く、運動会。
12歳の私は、学校のハチマキの予備から一本借りて、それでウエストをブルマーが落ちないようにキツく縛ったのです。
ハチマキでウエストを締め上げるアイディアの結果や如何に?
結果、散々な運動会となったのでした。
ウエストをキツく縛ったため、身体を自由に動かせず、器械体操の跳び箱とびで大失敗をしたのです。
何段の跳び箱だったかは覚えていませんが、元々跳び箱は苦手な私です。
踏切板で踏み切ったのはいいのですが、跳び箱を越えられずに、転落したのでした。
痛いやら恥ずかしいやらで、私はしょげかえりました。
親たちとお弁当の時にまた訴えた私
「ブルマーのホックが取れてしまったから、思いっきり飛べなかったじゃないか!どうしてくれる!?」
私としてはそう言いたいくらいでしたが、お弁当を食べながら、控えめに訴えました。
でも、母親の返事は、「ひどい転び方だけど、運動が苦手だから驚かなかった!」と…。
同情さえもしてもらえませんでした。
2度のパンツずり落ち事件で私が学習したこと
他人は親さえも、信用できない。
そういう危険が起こらないようにするには(今なら危機管理と言いますが)自分で事前にチェックするしかないのだ!
そんな私が今穿いているパンツは、Wacoalのパンツです。
ウエストと太腿のところが、一本のゴムでなく、面状に編んだ伸縮性のあるレースのようなものが使われているので、簡単に切れたりはしません!
私の子どもたちのパンツには、一本のゴムが入っていたけれど、使用中に切れたり抜けたりはしませんでした。
考えられるのは、あまり古くならないうちに買い換えていたからかもしれません。
本当に時代は変わりました。
子ども心にものすごく困った経験ですが、今思い出すととても懐かしいです。
皆さんもこんな経験はありませんでしたか?
くるみの昔話、おひまでしたらどうぞ。
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