ガンに侵されながらも最期まで女優であり続けた樹木希林さん、75歳で死去。

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樹木希林さんを知らない方はいらっしゃらないでしょう。

本日は日本中の樹木希林さんの死を悼む方たちに向けて書かせていただきます。

 

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子供の頃からテレビで馴染んできた樹木希林さん

樹木希林さんといえば、私が小・中学生の頃、主にテレビで活躍されていました。

私が大好きだったのは、[時間ですよ]と[寺内貫太郎一家]。

 

[寺内貫太郎一家]では、お婆さん役。

でも今思えば、彼女はまだすごく若かったんですね。おそらくまだ30代?

子供だった私はそんなことは知らず、お婆さんが毎回沢田研二のポスターの前でひとり、[ジュリー〜!]と身悶えするのが面白く、そのシーンを楽しみにしていました。

ジュリーといえば元グループサウンズ、ザ タイガースのボーカリストで、歌も上手くルックスも格好いいという、大スターだったので、お婆さんの気持ちもわかるのでした。

 

 

数十年の時が経過してもテレビに映り続ける女優

私はほとんど毎日樹木希林という名前や顔をテレビや新聞で目にしていた気がします。

演技が上手い、面白い、それ以上の関心は抱きませんでした。(樹木希林さん、ごめんなさい)

 

何年か前、彼女が何かの賞を貰った時に舞台の上で、自分は全身ガンに侵されているとカミングアウトしました。

でもとても元気そうだし、そんなことをさらりと告げるのは、もしかしたら、大したことないのかも?と私は思っていました(樹木希林さん、ごめんなさい)

いつも普通にテレビなどで見るものだから、全然心配していなかったのです。

 

今思えば、彼女だから全身ガンでも仕事が続けられたのではないか?

普通の人なら全身ガンに侵されれば、もう気持ちも打ちのめされてしまいます。

多分、仕事どころではないと思うでしょう。

でも彼女は、13年前に乳ガンの手術を受け、普通に仕事を続け、その後全身ガンに侵されながら、数々の映画に出演。

彼女が演じる老女は、おそらく他の誰にも演じることはできないでしょう。

 

死去が報じられた日、ニュース番組で樹木希林特集が

樹木希林語録が紹介されていました。

その中で特に印象に残ったもの。

ガンはありがたい病気。周囲の人間が自分と真剣に向き合ってくれる。この人は来年はいないかもしれないと思ったら、その人との時間は大事。そういう意味で、ガンは面白い。

ガンという大病に侵されながら、病気を前向きに捉えられる……素晴らしいことです。

出演していた長嶋一茂氏曰く、「彼女はネガティブな要因に対しての距離の取り方、覚悟、勇気などに対して達観しているのがわかる」と。

彼女の生き方を長嶋氏はそう、言い切っていましたが、私も自分の考えを代弁してもらったような気分でした。

 

そしてもう一つ、心にまっすぐに刺さった言葉

樹木希林さんはこんな名言も遺しています。

 

古くなった靴下やシャツを最後は掃除道具として使い切る。

ものたちが、十分に役目を果たし終わったと思えるように。

人間も同じで、十分生きて自分を使いきったと思えることが、人間冥利なのだ。

 

 

還暦を過ぎ、ガン患者でもある私。
頭をガツンとやられた気分でした。

自分は今まで何をこんなにボヤボヤ生きてきたんだろう。
反省することばかりです。

 

気づくのが遅れた感があるけれど、まだまだ間に合う

気づかせてもらえただけでも私はラッキー!

これからの毎日を、もっともっと丁寧に生きて行きたいと、心から思うのです。

 

今まで邦画はほとんど観なかった私。

でも、こんな素晴らしい俳優がいたなんて……!

 

これから、彼女の出演のDVDを遅まきながら観ようと思います。

樹木希林さん、素晴らしい生き様を見せてくださってありがとうございました。

あなたを人生の先輩として、私も毎日を丁寧に生きていこうと思います。

 

安らかにお眠りください。
本当にありがとう!
お疲れ様でした。

 

 

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