「友達と楽しく過ごしておいで」

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嬉しいアラカン
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十年来続く仲の友人Mさんと待ち合わせ

 

今年の1月下旬、私は彼女と新宿駅で待ち合わせをしていました。

Mさんとの付き合いは、かれこれ10年になります。
出会いはあるバンドのライブ会場でした。
お互いひとりで来ていたので、たちまち私達は仲良くなりました。

 

共通の趣味がとても多い私達

 

最初は、カルパンディナというペルーのデュオの音楽がきっかけ。

そのうちマイケル・ジャクソン、藤沢周平、池波正太郎等々、私が好きになるものはことごとく彼女が前から好きだったもので、ますます意気投合していきました。

私達のお決まりのコースは、待ち合わせの後、駅ビルに入るファミレスでランチ。

その後はその時によって違いますが、映画を観たり、カラオケ店に入ったり。時には大きな公園を散策したりととても楽しいものです。

 

彼女は話し上手であると同時に聞き上手

 

普段どちらかというと寡黙な私が、Mさんと一緒の時はお喋りが止まらなくなっちゃいます。

彼女は、話し上手でもあるけれど聞き上手でもあるのです。

年齢は私より2歳お姉さん。
私は仕事の愚痴を言ったり、病気の悩みを話し、彼女はそれに対して助言励ましをくれます。ネガティブで気の弱い私をいつも肯定してくれ、背中を押してくれるのです。

 

田舎でお母様の介護をしなければならなくなった!

 

最近まで健康体そのものだったお母様が、ちょっぴり認知症を発症されたとか……。東京に住まいはあるものの、Mさんは介護のために田舎に居ることの方が多くなりました。

最近はなかなか会えませんが、時々彼女は上京してくると、毎回私と会ってくれます。

 

田舎では介護、東京では昔の職場関係のボランティアをしているMさん。きっと私なんかよりずっと忙しい毎日なのに、私のことを忘れずにいてくれる……。それだけで私はとても嬉しいのです。

 

「友達と楽しく過ごしておいで」

 

毎回夜6時位に入店し、夕御飯を食べながら延々お喋り。

あるとき彼女の話が、強く私の胸を打ちました。

 

毎日お母様を側で見守る彼女が上京して来るときは、いつも彼女のお兄様が代わりに見ていらっしゃるのだとか。お兄様は、いつも二つ返事で彼女の上京を許してくださるそう。

そして、彼女のお母様のひとことが……。

「私はどこも悪くなくてこんなに元気だから、大丈夫。友達と楽しく過ごしておいで。ほら、こんなに元気だよ」

Mさんのお母様はそう言いながら元気に身体を動かして見せてくださったそうなのです。

 

不覚にも涙が溢れだしてきた

 

楽しそうにお喋りしながら食事をしている周りの客の中、思わず泣き顔を隠すために両手で顔を覆ってしまいました。

でもこれは悲しいのではなく、嬉しい、感動の涙。

素敵なお母様に育てられたから、Mさんは誰にも優しい人になったのかな。

素敵なお母様とMさんの生活が少しでも長く続きますように!

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