帰りのバスは超満員!
バスに飛び乗ったはいいけれど、満員で、前から乗っても運転士さんの横に張り付くような格好に……。
奥の方をみやると、私のいるところよりはまだましな状態でした。
でも、次に乗ってくる人がいたら、その人が立つ場所がないでしょう。そこで次の人が乗ってくるまでに動こうと、私はバスの後方に移動することにしました。
通路を通り抜けることの大変なこと!!
でも私はすぐに、通路をジリジリと移動するのはものすごく困難なことに気づきます。
通路に立つ人達は吊革を持ってそれぞれが客席の方に向いているのですが、背を向け合ってどちらも背にリュックを背負っているのです。彼らの間をすり抜けるのは容易ではありませんでした。
おまけに、リュックの中身が何なのかはわかりませんが、どちらも硬い大きな本でも入れているみたいな硬さなのです。
彼らが立ちはだかっているので、これ以上は進めません。
誰かがちょっとずつでも動いてくれればいいのにな
どうしてもすり抜けたい私は、硬いリュックに跳ね返されながら、ジリジリと移動を続けました。
でも彼らは、通ろうとする私を気にも留めず、振り返りさえもしません。
考えてみると、皆、自分が立つのに都合のいい場所に陣取っているのです。
高校生の二人連れは、スマホゲームに夢中で、動こうともしません。
大きな買い物袋を持った60代の女性は、荷物を置ける、運転士さんの真後ろの場所を動こうともしません。
皆、自分のことしか考えていないのです。
きっと私も、他の人から見れば、混んでいる通路を無理矢理通る自分勝手な迷惑おばさん、と見られたことでしょう。せめて、「通してください」か、「詰めてください」と言葉で頼むべきだったかな。
結局、移動を諦めた私。
他人の悪いところにはすぐ気づくくせに、自分のことになると鈍くなる……大いに反省をしたのでした。
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