前にここで書かせていただきました、「禍福が一度にやって来たお話」で片方無くしてしまった手袋のことです。お気に入りのカシミア手袋購入の経緯は、「死ぬまでに身につけたかった垂涎の一品」をご覧くださいね。
落とした数分後にその辺りを自分で見て回り、それでもなくて、泣く泣く諦めようとしたお話です。
その「禍」の方が、驚いたことに実は、落とした翌日に解消されたのです!
どうしても諦めきれなくて翌日そのお店に行った私
買い物をしたついでに店員さんに聞いたのです。「落とし物はサービスステーションへ」とのことだったので、私はすぐに行きました。
昨日手袋を落とした旨を告げると、「どんな手袋ですか?」と聞かれました。
「この手袋です」私はまだバッグに入れたままだった手袋の片割れを出して見せました。
すると店員さんは、すぐに奥の方に行き、手に手袋らしきものを持って戻ってきたのです!
「これ、これです!」私は思わず叫びました。
私が落とした手袋は、きれいに畳まれ、白い紙で巻かれて拾われた日時がきちんと記されていました。丁重にお礼を言って手袋を受け取り、家路に着いた私は心がとてもホカホカしていました。
既に一度は諦めた手袋
簡単に諦めてしまっていたら、もう永久にその手袋は私の元には還ってはこなかったでしょう。
私はつくづく手袋が戻ってきてくれて良かったと思いました。
後で娘にこの話をしたら、娘曰く、「手袋なんて、片方落としたらまず普通は残ってるのを捨てちゃうよね」
決して諦めないことも大切!
正直なところ、片方の手袋を無くした私自身も、残りの片方を捨ててしまおうと思っていたのです。お気に入りの手袋がなくなったことは悲しいけれど、片方を見ると思いだして悔しい思いをしそうだったから。
でも本当に捨てなくて良かった!
サービスカウンターで問い合わせた時も、「どんな手袋ですか?」と聞かれ、言葉で説明するよりもずっと店員さんには伝わりやすかったですからね。
片方しか落ちてないからって既に不用品になっているとは限らない
誰だかわかりませんが、片方の手袋をサービスカウンターに届けてくれた方、本当にありがとうごさいました!
私は今まで思い違いをしていたようです。
実は私も時々、片方の手袋や、ベビー用の片方の靴や靴下を見かけるのですが、実はいつも素通りでした。それらを無くして困っている、或いは悲しい思いをしている人がいるなんて、思い至らなかったのです。
でも、今私は考えを改めました。どこかで落とし物を見つけたら、落とし主の身になって考えようと。
今回のことは永久に忘れないでいたいと思ったのでした。
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