歳をとってから気をつけるようになったことがあります。
とにかく転んだり何かにぶつかったりしないよう注意をします。
いつも仕事に行く時に電車を利用していますが、駅のホームに降りようとして階段を駆け下りる時、時々足がもつれてしまいます。
数年前の、物理的にも精神的にも痛い思い出があるのです
何年か前私は駅の階段を3段ほど踏み外してしまい、膝から着地してしまいました。
あまりにも痛くてすぐには立ち上がれませんでした。
駅員さんが「大丈夫ですか?」と言って駆け寄ってきました。
私は「大丈夫です」と言って頑張って立ち上がり、何食わぬ顔でホームの電車を待つ場所に行きました。
大丈夫です、なんて言ったものの、本当は骨にひびでも入っているんじゃないかと心配でした。
痛いし恥ずかしいし、もう散々でした。
それからは、電車が発車ベルを鳴らしていても、絶対に慌てて駆け下りるのはやめました。
自分で「落ち着いて、落ち着いて」と声をかけながらゆっくりしっかり階段を下りています。
危うく急病人や怪我人の救護で電車を遅らせてしまう張本人となっていたかもしれません。
あとで会社に着いてから怪我の具合を自分で確認をしました。
ものすごい衝撃だったにもかかわらず、幸いパンツは破れてはいませんでした。
膝もちょっと赤くはなっていましたが、特に異常はなさそうでした。
階段を踏み外したときの痛みと恥ずかしさが、喉元を過ぎぬうちに
でもちょうどその1週間後くらいに、損保会社から保険の勧誘の電話があったのです。
「病気の方の保険は、私はあと何年かは新たには入れない」と言ったところ、怪我をした場合の補償や、旅行先等でうっかり物を壊してしまった場合の補償の損害保険を勧められました。
階段を踏み外したことがずっと頭から離れなかった私は、損害保険に加入しました。
毎月掛け捨てで払っていますが、そのおかげかどうかはわかりませんが、今のところ損害保険のお世話にはならずに済んでいます。
元気で安全に過ごせていることを有り難く思っています。
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