意固地のせいで迷惑をこうむった子どもたちに懺悔する私です。

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くるみの失敗談



 

偏食に関連してもう一つ思い出すことがあります。

 

最近の偏食ネタについてはこちらをご覧ください♪↓

小さい頃の私がひそかに抱いていた、お雑煮の野望……

 

 

 

 

私は前回は鶏肉と豚肉がダメだと申し上げましたが、牛肉も苦手でした。

思えば本当に私の偏食は酷かったてすね。

よくこれで生きてこられたなって思います。

 

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すき焼き大嫌い!お茶漬けの方がよっぽどご馳走でした

 

私が子どもであった当時は、今と違って、御馳走といえる家庭料理がいくつも存在しなかったように思います。

 

おそらく、すき焼きが御馳走の筆頭だったのでしょう。

そして西のほうでは、すき焼きといえば豚肉ではなく牛肉でした。

 

私はこのすき焼きも好きではありませんでした。まず味付けが嫌いでした。

 

たくさんの砂糖としょう油で味が濃いのも好きではありませんでした。

お肉を除いて野菜だけでもと思っても、その野菜も濃い甘辛味なので、やはり好きにはなれませんでした。

 

 

私にとっては、そんなすき焼きよりもお茶漬けやおにぎりのほうがどんなにか嬉しかったでしょう。

 

 

幸い大人になるにつれ、すき焼きを食べる機会が減っていきました

 

そのうち、私は大人になって家を出て、実家のすき焼きを食べる機会はなくなりました。

 

少しずつ世間では水炊きやしゃぶしゃぶが流行し、実家でもしゃぶしゃぶの機会が増えました。

 

もしかしたら実家では、味付けの濃いすき焼きは健康に良くないと判断したのかもしれません。

両親もその頃は高齢になっていましたから。

 

 

食卓を握る主婦特権で、嫌いなメニューは出しません!

 

かくして、私はすき焼きとはもう出会うこともなく家庭をもち、主婦となりました。

 

そうやって主婦になった私が自分の嫌いなすき焼きを一切作らなかったのはもちろんです。

 

今思えば、自分でもなんて頑固な人間だろうと思います。

 

でも私はどうしても、すき焼きをメニューに入れることはしませんでした。

頑なにしなかったというよりも、次第に頭から抜け落ちていったという方が的確かもしれません。

 

 

自分の好みだけを優先してはいけない、と思いしった子どもからの言葉

 

 

でも、そのために犠牲者がいたことが最近わかりました。

家ですき焼きを食べたことのなかった私の子どもたちです。

 

彼らは大学生になって、友人たちとすき焼きを初めて食べることになり、「卵を割ってかき混ぜ、それを具材に絡めて食べるという方法がわからなかった。」そうです…。

 

 

うちの子どもたちは、世の中にはすき焼きというメニューがあり、それを家庭で一度も食べさせてもらえなかったことを成人したころにやっと、知ったのでした。

 

 

そういうわけで今私は、自分の意固地さが子どもたちの人生を狭くしていたのではないか?としきりに反省をしているところなのです。

 

いずれにせよ、偏食が激しいということは、色々な可能性や愉しみを奪われるということでもあると思うのです。

あとどのくらい生きるのかはわかりませんが、「食わず嫌い」は少しでも改善しないといけないのかな…とちょっぴり思っているところです。

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