東京駅での私の妄想

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eun279 / Pixabay



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東京にいるはずのない、姉にそっくりな女性を見かけました

 

お正月を過ごして田舎から帰った私は、東京駅で新幹線を降りました。

 

在来線に乗るため通路を歩いていると、両側におしゃれなお店がいっぱい!

素敵な洋服を着せられたマネキンや雑貨が陳列されているのが次々と目に飛び込んできます。

 

 

ああ、お正月の初売りだなあ、とぼんやり思いながら通り過ぎようとしたのですが、私の姉に似た感じの60代とおぼしき女性が洋服を選んでいるらしいのが見えました。

 

 

 

その女性の装いは私の姉のものと良く似ていて、雰囲気もそっくり…!

 

 

 

 

いるはずのない人間がここにいる?

……なんとなく私は錯覚を覚えたのです。

 

そして、私は勝手にその女性の背景を想像していたのでした。

 

 

孫のいない私にはわからないけれど、なんとなくそうかなあと思いを馳せる

 

 

孫去りて婆が服買う初売りや

 

 

突然、私の頭に浮かんだのです。

「婆」は「ばば」と読みます。

俳句とも川柳ともつかないおかしな句ですが、なぜかその光景にピッタリな感じがしたのです。

 

 

 

孫がいそうな年齢のその女性は、帰省してきた孫達を東京駅に見送りに…孫達とさよならした後、駅中でショッピング。

 

どのお店も初売りセールをしていて、素敵な洋服がいっぱい。

 

その60代のおばあちゃんは嬉々として自分の洋服を選ぶのです…

 

 

 

姉に言いたくなってしまいました

 

何日か後、朝食をとりながら、私はそのへんてこりんな句を田舎の姉にメールで送りました。

 

 

すると即、姉から電話が……

 

姉「私は服なんて買ってないよ」

私「私は別にお姉ちゃんのことを詠んだんじゃないよ」

 

姉いわく、「孫は来てよし、帰ってよし」なのだそうです。

 

 

私が東京駅で見かけたその女性は本当に晴れ晴れとしているように見えました。

 

 

孫や子どもと別れる瞬間は、きっと寂しく悲しいもの。

でも、新幹線に乗り込んだ彼らを見送った彼女は、きっとその瞬間に、「さあ私にはまた私の毎日がある」と自分で自分に言い聞かせるのです。

 

きっとこのお正月にたくさんの同じような別れ(一時的にですが)があったことと思います。

みんなみんな、愛する人達を見送り、自分の心を切り替えたことでしょう。

 

みんなに幸あれ、と祈った私でした。

ブログ村に住んでいます。よろしくお願いします。

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