朝から目が離せなかったフィギュアスケートのライブ放送
本当になんて人達なのでしょう!
羽生選手がショートで素晴らしい演技をしたと聞いても、ファンとしては楽観視できないと思っていました。おかげで、羽生選手があと二人を残して1位になっていても、私はまだ安心できなかったのです。
暫定1位から3位までが控える席では、中国の金博洋選手とアメリカのネイサン・チェン、そして羽生結弦。
新しく高得点者が出る度に、3位の選手からそこを立ち去ります。
ハビエル・フェルナンデス選手がネイサン・チェンを超えたため、フェルナンデスとチェンが交代。
羽生の次に高得点だった金博洋は宇野昌磨と交代。
一流の中でも超一流の集まるオリンピック!
超一流の人たちがぶつかり合う、オリンピック。その中で、緊張やプレッシャーにも負けず、自分の実力を出せた者だけが残れるのです。
今回のフィギュアスケートでは、いろんな選手に感動をもらいました。
フェルナンデスにしても、実力は充分で、いつも彼の演技は完璧!
宇野昌磨は二十歳とまだ若く、オリンピックは初めてなのに、今の若者らしく飄々としていました。
羽生結弦は、いつも自分の演技が終わるとどや顔。
少しミスもあったので、私としては得点が気になって仕方がありませんでしたが、羽生は会心の演技ができたということで、今回は特別な感情が沸き起こったようでした。
あのいつも強気の羽生が泣いている……。それはそうでしょう。
足首の大怪我から立ち直った奇跡!
正直、3ヶ月では到底無理だと誰もが思っていたことでしょう。
リンクの上での練習さえ、ほとんどできなかった羽生。私としては、絶対王者の彼が負けるところなど見たくなかった。
ところが、彼は、完全復活わや私達に見せてくれたのです!
彼が、演技の後で唇を動かしたのですが、きっと彼は、「ただいま」と言ってくれたのだと私は思います。
そして誰もが沸いた、宇野の銀メダル!
本当によかった~と思います。
テレビの中継が終わっても、私は暫く興奮が覚めず、それからしばらく経った今もまだ続いています。
以前は日本はフィギュアスケートはあまり強くなかったようです。しかもひとりの選手が2連覇するのは、66年ぶりの快挙なのだとか……。
快挙を成し遂げた羽生が宇野、フェルナンデスと並んで表彰台に立ちます。偉大な成果を出してくれた二人の若者を「時代も変わったなあ」と感慨深く見つめたのでした。
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