デニス・テン選手の存在を感じさせてくれたボロノフ選手の男子フリー

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感動がいっぱいのフィギュアスケート
Andrys / Pixabay



また今年もフィギュアスケートシーズンとなりましたね〜!

私はいつもワクワクしたりハラハラしたりしながらテレビで観ています。

グランプリファイナルに出場する選手も徐々に決定しています。

 

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先日観たNHK杯でとても嬉しいこと

 

宇野昌磨選手と紀平梨花選手が優勝したことはもちろん嬉しいのですが、それについてはおそらく別の方々が書かれることでしょう。なので、ここでは割愛します。

私が書きたいのは、男子フリーの最後に滑ったロシアのセルゲイ・エヴゲーニエヴィチ・ボロノフ選手のことです。

 

解説者の説明によると、ボロノフ選手がフリーで滑っている演目の振付は、なんと、カザフスタンのデニス・テン元選手の振付によるものなのだとか!

ボロノフ選手は、「デニス・テンさんも自分の演技を観てくれているのではないか」と話したそうです。

 

デニス・テンといえば今年7月に非業の死を遂げたフィギュアスケーター

まだ記憶に新しいのではないでしょうか。

 

デニス・テン選手が亡くなったのはほんの4ヶ月前のこと。このニュースを知った時、私は信じられない思いでした。

 

 

デニス・テン選手は、私の好きなスケーターで5本の指に入る選手の1人。前にもここで書かせていただきましたが、彼は暴漢に襲われて命を落としたのです。

 

デニス・テン選手はまだ若く、これだけしのぎを削るフィギュアスケート界で表彰台にも何度か上りました。彼の氷上に凛と立つ姿が好きでした。

 

 

良かったらこちらの記事をご覧くださいね。

デニス・テン選手の死を悼む
新聞を広げると飛び込んできた信じられない文字! デニス・テン選手の名前と'刺殺'という文字が並んでいたのです。 出勤前の慌ただしい時でしたが、読まずにはいられませんでした…。 世界選手権で3位になったこともある名選手 ...

 

デニス・テン選手はここで生きていた!

 

今年のフィギュアスケートシーズンが始まった時、デニス・テン選手がどこにも取り沙汰されないのが私には不満でした。競技を始める前に皆で黙祷してもいいんじゃないか、と私は思っていました。

でも、彼がかつて存在したことさえ、拭い去られたみたいに、競技は始まってしまいました。

 

誰も彼の事に触れないな、と思っていたら、最後の最後で出てきたデニス・テンという名前。

 

国や人種は違っても、スポーツの世界では垣根はないのでしょう。

私には、ボロノフ選手がデニス・テン選手の無念を晴らしているように思えました。

 

ボロノフ選手について少しご紹介

 

https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9C%E3%83%AD%E3%83%8E%E3%83%95

 

ボロノフ選手はロシア出身の31歳。初めて見た時、あまりにもハンサムでカッコいいのに驚きました!

 

31歳といえば、フィギュアスケート界では体力的にそろそろキツイ年齢かもしれません。でも、彼の滑りを観ているとそんなことはまるで感じさせません。

 

むしろ、円熟した滑りというのでしょうか?身体の端々に至るまで動かし方がとても滑らかで綺麗なのです。それでいて、4回転ジャンプも跳んでいます。

 

 

今回のNHK杯は2位。

去年は優勝だったとはいえ、新興勢力の中で素晴らしい活躍といえるでしょう。

 

そのボロノフ選手が、デニス・テンさんの振付で滑ったのです。きっとプログラムのあちこちにデニス・テンさんを感じながら滑ったことでしょう。
フィギュアスケート界にもデニス・テンを偲ぶ人がいたと思うと、なんだか嬉しくなりました。

 

デニス・テンさん、あなたのこと、私たちは忘れてないからね。

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