小さい頃の私がひそかに抱いていた、お雑煮の野望……

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嬉しいアラカン
gry / Pixabay



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皆さんのお雑煮はどんなのでした?

 

西日本の田舎に住んでいた私の実家のお雑煮は、だいたい出汁が鶏肉で、それに小松菜、人参、里芋、大根、椎茸、蒲鉾というのが定番でした。

 

お餅はもちろん丸餅で、焼くのではなく茹でた餅、味も味噌味ではなく、しょう油味でした。

 

でも、私は偏食の激しい子で、お肉が苦手……

子どもには子どもの事情があるのです!

 

お肉の何が嫌なのかというと、口の中での感触!

そして、鶏肉なら鳥の姿を連想してしまう癖が私にはあり、そうなるともうダメなのです。

 

どんなに母親に叱られようと、なだめすかされようと、とにかく「気持ち悪い」と思うのです。

 

 

鶏肉の出汁が時には豚肉の時もあり、これはこれで私にとって頭の痛いものでした。

 

鶏肉も苦手でしたが、豚肉も苦手。

 

豚肉の場合は、お雑煮のお汁の中でその脂身が赤身から離れてお餅にくっつくのが嫌でした。

 

お餅にくっつくと色も同じ白色なので見分けがつかず、お箸ではがそうにもはがしにくいからです。

 

 

いつもそれをやってぐずぐずしていると叱られたものでした。

 

 

それから、鶏肉でも豚肉でもお汁に入れるととにかく脂が浮くので、それも私には嫌でたまりませんでした。

 

まだ子どもだった私としては、母親にその理由を説明することもできず、わかってもらえもせず、いつも叱られていました。

 

「お肉が食べられないのはわがままだ」と言われるのでした。

 

この時ばかりは早く大人になりたい!と思ったものです。

 

私はひそかに心に決めていました。

 

大人になって、自分でお雑煮を作るようになったら、私は絶対に自分の食べられないものは入れない!と。

 

 

なので、この35年くらいは、いつも自分本位のお雑煮です。

 

丸餅でしょう油味は変わりませんが、豚も鳥も使いません。

 

結果、私が採用したのはです。

 

 

おそらく、私はお肉とは相性が悪かったのかな

 

それに、蒲鉾、大根、人参、ゴボウ、小松菜、椎茸、水菜、そして銀杏を入れるのです。

 

蛤は、国産のものを探すのに苦労しますし、お値段も結構しますので、お肉と比べてコスパも負けるかもしれません。

 

それでも私は、子どもの頃に嫌でたまらなかったお肉のお雑煮に背を向け続けて今に至っているのです。

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